9月のハタハタ漁

底曳網漁の解禁時、沢山獲れる魚種の一つにハタハタ(鰰)があります。

毎年、9月の解禁時には沢山の船がハタハタを狙いますので、市場にはこれでもかってくらいのハタハタが水揚げされます。

 

柴山港で水揚げされるハタハタは、サイズを7段階に選別しています。

雄雌の選別はありません。雄か雌かは見れば分かりますけどね。

大きいものから順に①~⑦の番号が付きます。

その中でも④番は食べるサイズとしてはとても立派で、しかも、この時期のハタハタはサイズが大きめなので数量も多く揚がるので価格も手頃です。

料理もしやすく、唐揚げでも煮付けでも干しハタでもOKです。

でも唐揚げの時は骨は取って食べて下さいね。結構いい骨が入っているので・・・

これが春になると、⑤~⑦が多くなり①~④は相場がグッと上がってきます。

なので、ハタハタ食べるなら9月の④番がおすすめですよ!

 

④番ってどんな大きさ?

すいません。また計測してUPします。

 

【話はかわって・・・】

山陰沖のハタハタは通常、日中に漁獲されます。

夜明けとともに操業が始まり、日中ハタハタとのバトルを繰り広げ、夕方になると終了となります。

ハタハタは底曳網漁で漁獲されることからも、海底に生息している魚だそうです。

・・・だそうです。と書いたのは、生息域が海底だけではないのでは? という話があるからです。

9月に山陰沖で漁獲されるハタハタは西から東に移動中と考えられています。

サイズも大きく、子持ちや白子持ちなども多いので産卵場所に向けて移動中ではないかと思われます。

私はこの白子が大好きで、煮付けでも味噌汁にしても美味しんです!

ハタハタが漁獲される水深は約200m前後ですが、日本海を西から東に移動中には水深1000mを超すところもありますよね。そのような場所を通過する時はいったいどうしているんでしょうね。

いろいろ調査されているようですが、海の中層を泳いで移動しているのでは?って話もあります。

実際にイカ獲りのトンボにハタハタが引っ掛かったことがあるそうですからね。

まぁ、詳しくはハタハタに聞いてみないと分かりませんけどね・・・

 

そんなことで、この時期のハタハタの漁獲は長くは続かないことが多いです。

毎日のように漁場が変わります。

どうやって食べようか考えている間に移動してます。

数日すると、もう網の届かないところに行ってしまいます。

 

今年はいつまで続くでしょうか・・・


船長 寺川 寿人
船長 寺川 寿人

寺川兄弟の弟、松栄丸の船長。船の上からのレポートなど、漁師ならではの視点で日々の営みをお届けします。