取材つづり~vol.6 日本一の選別!セリに密着

取材班の記録も終盤。夜の明けない真っ暗闇の中、いよいよ日本一の選別がはじまります!

海の男の朝

取材班の目覚ましが鳴ったのは未明のAM2時30分。急いで準備をし、待ちにまったセリの見学へ向かいます。真っ暗闇の道中、シカにも遭遇。海の男の生活時間は常に不規則。送り出す家族も一体となって漁業が営まれているんだと思いました。

 

さて、まどろむ中、漁協に到着。松栄丸の全員でテキパキ仕事をされています。
松栄丸の中で半日待っていたカニ達が全て荷揚げされ、セリの水槽へと活きたまま運ばれます。

 

ズラーっと向こうまで並ぶ青い水槽。セリまでは4時間、今から始まるのは、柴山の日本一の選別。

 

オトコ達は声もなく

細かく区切られている水槽に、カニが次々収まっていきます。長年の勘。持った感触と顔を見るだけで300を超える等級に瞬く間に分別されます。もちろん取材班の素人には、何がどこが違うのかなんて分かりっこありません。そしてとにかく早い!

 

セリが無事に終わるまで、数秒すら惜しみ、男達が無言ですすめていく選別作業。その動きには無駄がなく、おのおのが全体を見て役割を分担。

 

チームのテンポが一緒で、信頼し合っているのが目で見て伝わってきます。眠気なんて吹っ飛んで、こちらのボルテージも上がっていきます。

買ってくれた人に喜んで安心してもらう為の選別は、少しも手を抜かれることがありません。

 

時間が許す限り繰り返される選別作業

5時。
海のスタッフのみなさんは、自分の持ち場を終えて帰宅。残るは選別に最終的な責任を持つ兄弟、寺川社長と寺川船長のみ。セリの始まりまで残り2時間。その間も、永遠と寺川社長による選別のチェックが時間が許す限り続きます。

 

今日の水揚げはどうかなと、セリ前から集まってくる仲買人さん達。特別なクラスの柴山ゴールドを見て、嬉しそうにされている品定め。そんな横顔を見て、仲買人さんも同じく海の男なんだなと思います。

 

いよいよ戦いのブザーが

7時。
戦いの始まりのブザーが鳴り、まずは魚介類からセリから。チンチンと鳴る修行僧のような鐘の音の周りに集まる人だかりは50人を優に上回るでしょうか。次々セリ落とされ、一瞬でそれぞれの車に乗せられていきます。床に並べられている木箱が、蜘蛛の子を散らしたように無くなっていく光景は、ただただ圧巻です。

 

ワカメや貝類、ホタルイカ、エビなどのセリがものの10分で終わり、次はいよいよオオトリ、カニの番。

一喜一憂が凝縮された時間

会場全体の熱気が上がり、更に増えた仲買人さんで人山ができています。

 

この場を共有するみなさんが一瞬の戦いを思う存分楽しんでいるように見えます。途中、せり人さんが値札を見逃すことがありました。そんな時は、「おーい」と野次。周りに笑みがこぼれます。

海に出て、夜中船の番をし、最後まで選別を確認し続けたカニのセリは20分で終了。

 

取材班の潜入にも嫌な顔せず受け入れてくれた柴山の人達。あったかくて、二度と忘れることのできない貴重な経験をさせてもらいました。次回vol,7は、今回の旅の最終章です♪ 次もチェックお願いしますね~^^!

 

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近藤 加奈子
近藤 加奈子

釣り好きが高じて淡路島に移住し2年!海の中の魚の世界、どうなってるの?と、松栄丸さんのお話しを聞いて、見てすっかり柴山港のトリコになってしまいましたよ!トリコポイントをゆるゆるお届けしま~す〇