取材記vol.1 生まれて初めての まつばがに漁取材。

松栄丸広報室新メンバー・藤本沙紀の取材記。初めて訪れる香美町柴山で感じた、空気、景色、人。取材初日の出来事をレポート。

 

初めまして、日本海。初めまして、香美町。

淡路島の自宅から、車に揺られること3時間半。どこまでも続く山道に、紅葉の始まる気配を感じていると、やっと見えてきた日本海。普段から見慣れている景色のはずなのに、”同じ海でもこんなに違うんだ…”と、日本海の澄んだ空気と海の深いブルーに感嘆。

 

深夜の蟹漁解禁を目前に控える柴山漁港はとても静かで、どことなく緊張感に包まれているようでした。

 

わたしたち広報室メンバーは、まずはお腹を満たすべく港近くの食堂、「凪」さんへ。事前に過去の記事を読んで来ていたので、実はすごく楽しみにしていました♪どんなご飯が食べられるのかな…^^浮き立ちながら店内へ。

 

せっかく柴山に来たんだから、柴山の魚を堪能したい!ということで、ここは「本日のお魚定食」に即決。

 

“お刺身と茶碗蒸しに、メイン料理。ランチでこんなにたくさんの地魚をいただけるなんて、すごい贅沢!!” どれも素材を生かした優しい味付けのメニューに、長旅の疲れはすっかり癒されたのでした。

 

 

食事のあとは、取材時間までしばしお散歩。腹ごなしも兼ね、柴山漁港周辺を散策することに。

 

神社のある高台からは、木々がほんのり色づく秋の景色を一望。
足元に転がる落ち葉も、すっかり秋の装いでした。

 

途中港では、初めて見るタルイカにも遭遇!大きいものは12㎏もあるのだそう。一体、この一杯で何人前のお寿司を握れるんだろう…なんて想像をしながら、非日常的で新鮮な柴山の景色を堪能し、ようやく取材へ向かいます。

 

まずは先ほどランチをいただいた、柴山港前食堂「凪」の寺川さん。一年前の取材のときより仕事に慣れ、楽しむ余裕が出てきている様子でした。仕事もプライベートも充実し、イキイキとした姿が印象的な寺川さんの記事は、近日アップ予定です♪

 

続いては、漁協でせり人を務める守山さん。せり人の仕事内容やこれからの柴山漁港にかける思いなどを語っていただきました。「船が長く続く売り方をしていきたい」と、柴山漁港を守る姿がとてもカッコ良い守山さんの記事も、今後UP予定です。

これから3月末にかけてはほとんど休みがないため、体調管理が何よりも大事なのだそう。無事にシーズンを終えられるよう、祈るばかりです。

 

取材を終えるとすっかり夕暮れ。わたしたちは本日お世話になる宿「海の音」にチェックインし、今夜いよいよ出航する松栄丸のお見送りまで、身体を休めます。

 

 

いよいよ解禁。今年も始まる長い闘い。

出航は21時半。わたしたちが20時ごろに到着すると、すでに出航の準備が始まっていました。

 

船長に今年の意気込みを伺うと、ただ一言。「今年も無事故で終えることです」。これまでの経験と、これから始まる闘いに、何か船長だけが感じているのであろう切実な思いを感じました。

 

出航を前に、続々と見送りに集まる海のスタッフのご家族。準備を終えたスタッフたちも船から上がり、束の間の家族との談笑を楽しみます。

一家の大黒柱である大切な旦那さん、お父さんがなかなか帰って来られなくなる日々を考えると、なんだかわたしも少し胸が締め付けられる思いでした。

 

そして21時半、出航。「どうか無事に漁を終え、また元気な姿で明日会えますように」そう願いを込めながら、出航する松栄丸の船の明かりが闇に溶け込むまで、大きく手を振り続けたのでした。

明日はいよいよ初せり!私にとっても初めてのせりの現場です。その様子は、次回の取材記でお伝えします。お楽しみにっ!

 

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藤本 沙紀
藤本 沙紀

このたび、松栄丸広報室の一員となりました、藤本沙紀と申します!淡路島在住2年目の、フリーライターです。「紡ぎ屋」という屋号で、まだ見ぬ多くの“マイノリティ”が秘める価値や想いを、大きな景色に紡ぎ発信していくことを目的としたライター業・制作活動を行っています。これから読者のみなさまに、松栄丸のうみ・ひと・さかなの魅力を存分にお届けして参りますので、どうぞよろしくお願いします^^