取材つづり~vol.2 ありのままの柴山港を感じる旅のはじまり

近藤加奈子さんの取材つづり。明石海峡大橋をこえ淡路島からいよいよ柴山港へ上陸します!

取材班のアメオンナ率?

 

海の状態は一定じゃない、港のきまりや漁期もある。待ちに待った柴山行きがようやく決行した日は絶賛雨予報。

取材班の車に飛び乗って、だれがアメオンナ?なんて言いながら、みんな心がはしゃいでいました。「寺川さんがおっしゃっていた柴山の風景。同じ地を初めて見た私は何を感じるんだろう。」との、真面目な気持ちと、「取材の旅って初めてだけど、うーん、記者って響きがなんだかカッコイイワ!カニ。カニカニカニ。カニに埋もれたい!」な~んて楽しむ気持ちもめいっぱいに込めて。

もうすぐ着く、もうすぐ柴山に触れられる、と南の淡路島から北の柴山まで、距離はあれどもあっという間の時間でした。

 

柴山の印象を心に刻む

 

淡路島から明石海峡大橋をこえて、北へ北へ進むこと数時間。初めて降りた柴山港。お土産物屋の賑やかなおばちゃん達が、みなさんこぞって楽しませようとしてくれて港の印象がパアっと華やぐ。のっけからカニを買いそうになりながらも、若葉マークの記者魂を背負って漁港へ移動します。

 

安心しますね、海のにおい。

港と山が近くて波が穏やかなところ、寺川さんから聞いていたとおりの景色です。まるで漁港を見守るように周りに家が並んでいて、沖にはシンボルのようにきれいな楕円を描く山があります。雨予報だったのに、迎え入れてくれるような美しい晴れ間が訪れました。やわらかな水面や、清潔な道路がキラキラして、心が落ち着く美しい港です。

 

寺川さんに似合う穏やかな波

 

 

待ち合わせていた寺川さんが丁寧に迎えてくれ、もうすぐカニ漁から帰港する「松栄丸」を一緒に待つことになりました。
お会いするのは半年ぶりなので、ちょっと照れてしまうけれど、淡路島でも見せてくれたくしゃっとした笑顔で、まっすぐ向かい合って、遠路の労いの言葉をかけてくださいます。

 


柴山港は湾が入り込んでいて波が穏やかな港なので、兵庫県下で唯一の「避難港」に指定されているとのこと。
ほっとさせてくれる寺川さんのお人柄が港の印象そのままでなんだか旅の始まりから嬉しくなります。

 

 

「松栄丸」が無事帰ってきた、たくさんの活きカニを乗せて

「船が見えた。帰ってきた!遠くから!お帰りなさい。」

船着き場に急いで向かいます。途中に見えた船の通り跡、穏やかな港内にスーッと一本、線を引いて美しい余韻を残します。

大海原の海の旅からようやく陸につながれる船。ロープが瞬く間に3本、4本かけられていく。とても太いどっしりとしたロープ。なんだかどっと安堵する。

自分が小型船を運転していた時もそう。つながれるまでは無意識のうちに不安な気持ちが充満していました。けれど、これは漁船。船の規模や陸との距離は全くちがいます。「無事でよかった、ありがとう」と、こころの中でつぶやきます。命をかけた海での仕事、待っている家族を思うと、涙が出そうになりました。

 

船の上にはどんな想いが詰まっている?

初めて会う海のスタッフ(船員)さん達の無事に一人密かにおセンチになって喜びます。海の怖さを知っているから?それとも柴山の景色がそうさせるの?

「松栄丸」のみなさんは、船の上で、一体どんな想いを抱いているんでしょうか。柴山の秘めた魅力を少しづつ読み解いていきます。次回は船内に侵入します♪ 引き続きお付き合いください~。

 

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近藤 加奈子
近藤 加奈子

釣り好きが高じて淡路島に移住し2年!海の中の魚の世界、どうなってるの?と、松栄丸さんのお話しを聞いて、見てすっかり柴山港のトリコになってしまいましたよ!トリコポイントをゆるゆるお届けしま~す〇