取材つづり~vol.4 柴山の土地に眠るたくさんの魅力

柴山港があるこの町をぶらりと歩いてみた取材班。近藤さんはどんな人や風景と出会い何を感じたのでしょうか。

土地に気質ってあるの?

港を離れ、近くの宿へ向かいます。途中に目に飛び込んでくる、たくさんの岩石。加美町を中心に広がる海岸は、「山陰海岸ジオパーク」に認定された自然の公園で、見どころもたくさん!世界的にも貴重な地質なのだそう。

私の住む淡路島とは、また違った、大地をしっかり感じる土地の魅力です。「ゴツゴツ、どっしり大地に根ざしているかんじ。懐かしくて、なじめて、安心させてくれる。なんだか寺川さんみたいだな。」

 

寺川さんや、お昼に寄った定食屋の凪さんも、地元の人のことを、「気性が荒い」「口が悪い」とおっしゃいます。「でも、そうなのかな? ほんとうは、めいっぱいの照れ隠しと地元愛が込められた言葉なんじゃないかな。」

こちらで出会う人は皆、気さくに接してくださるし、なんだか愛嬌のある人ばかり。柴山を愛していて、笑顔がステキ。すっかり飲み込まれて、こちらまで愉しい気分にさせてもらっちゃう。

 

 

母なる海と寄り添う

くっしゃっと、柔らかに笑う顔があふれる街。穏やかにゆっくり話す声が心地よく響く。愉しみながら、地に根差している働き者がたくさんいる。

 

途中に見つけた、「カニ供養」という石仏。たくさんのカニに生活を支えてもらっている柴山のみなさんから、カニへありがとうの気持ちを込めた供養碑はとっても可愛らしくって、柴山のみなさんの愛嬌が詰まっているように感じます。

 

まもる港、まもる思い。

隣の集落の高台には氏神さんの大放(たいほう)神社。みんなの安全を見守ってくれているんだな。他にも、あちらこちらで見かける祠(ほこら)。どれも港を向いて大切に祀られています。

進路を助ける風へ、つないでくれる大地へ、恵み多い我らの海へ、なにより、海の人を守ってください、また会わせてくださいとの思いが込められているんだと思いました。

「漁師町のお祭りは派手」とか、「いろいろなしきたりやゲン担ぎがある」とか言われるけれど、全ては昔からの、大切な人を守るための意味が込められているのかなと思います。

 

海をうやまい、寄り添い暮らす

海を渡る男たちもだけれど、陸で待つ女たちも命をすり減らす思いを何度してきたんでしょう。
大海原へ見送った後、ひたすら待つしかできない。時には行かないで欲しいと思う出航を手伝うときもあるかもしれない。

命をかけて魚を獲ってくれる漁師さんがいなければ、私達は魚を味わうことができません。お社や祠に込められている祈りに、「ありがとう、どうぞみなさん無事で帰ってきてください。」と、心から手を合わさずにはいられず宿への路をしんみりと進みます。漁師さんだけでなく、港のみなさん、本当にありがとう!

おかげで、美味しい魚を味わうことができます。

 

さて、続いての宿編は、寺川さんが街や松栄丸をどう感じてみえるか、またまたインタビューしちゃいます。海の幸も食べちゃうよ!

 

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近藤 加奈子
近藤 加奈子

釣り好きが高じて淡路島に移住し2年!海の中の魚の世界、どうなってるの?と、松栄丸さんのお話しを聞いて、見てすっかり柴山港のトリコになってしまいましたよ!トリコポイントをゆるゆるお届けしま~す〇